jaja!men's getしてからの道のり〜ロデオボーイで乗馬中〜


桃色吐息
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電車女
私は、毎日毎日電車に乗る。


私に限らず、電車通勤、電車通学の人はきっと多いでしょう。



これだけ毎日乗るのだから、


色んな人に出会い、


色んな出来事に遭遇する。





。。。。。。。





ドアが開いた。

「有楽町」という文字が見える。

私はドアの入り口付近に立っていた。


ホームをチラッと見ると、

階段を上ってきた二人の女性の姿が見える。

お年は私の母親世代だろう。

上品な出で立ちである。


程なくして発車のベルが鳴った。


すると、女性二人は一瞬走ろうとするが、

その瞬間、二人とも恥ずかしそうに笑い出し、

すぐに走るのをやめた。




やはり、銀座のマダムは駆け込み乗車なんて、

「そんなはしたない行為できませんわ」といって、しないのだな。





「上品ね、駆け込み乗車はなんてしないのね・・・」


「そうね。私・・・しちゃうけど。」


「私もだわ・・・気をつけましょうね。」


「えぇ・・・」




私の隣に立っていた、おば様二人も

私と同じ事を思っていた。







駆け込み乗車は危険なのでやめましょう。

それが、銀座マダムへの第一歩に繋がります。





。。。。。。。。




どう見ても、ホームレスにしか見えない男性が座っていた。


髭ボウボウ。

髪ボウボウ。

白髪ごっそり。

50は超えていそうだが、もしかしたら、もっと若いかもしれない。




そして、私はそのホームレスらしき人の斜め前に立っていた。



ホームレスらしき人の両隣は人が座っていた。



大抵、ホームレスらしき人のスメルは独特のスメルがするものだが、

この男性のスメルは、私の鼻を刺すようなスメルではなかった。

ていうか、むしろ何も漂ってこなかった。

意外だ。おかしい。


そう思って、何度も計測を試みたが、

確かにスメル危険値数は、正常値をさしていた。

私はスメルには敏感のため、これは確かな結果である。



暫くすると、私の目の前に座っていた人が席を立った。


JR東日本を利用する者の暗黙のルールからすると、

この席に座ることの出来る第一候補は一応目の前に立っている私となる(はず)。

勿論、お年を召した方やからだの不自由な方がいらっしゃった場合は別だが、

そうでない場合、私にその権利が得られる(はず)。

現に私を差し置いて、我先にと座る者はいない。


しかし、私も座ろうとはしなかった。


申し訳ないが、座ることが出来なかった。

人を見た目で判断してはいけないのは分かっているが、

見た目は重要である。


しかし、座らなかったのには、もうひとつ大きな理由がある。

もうひとつと言うか、これが原因だ。




彼の体は思いっきり、

私が座っても良い席側へ向いていたのだ。

なぜか、まっすぐ前に向かずに、斜めを向いているのだ。

さらに、彼の左手は、窓のサンへ乗っかっていたため、

もし、そこへ私が座ったらまるで、








なんか、彼氏みたい。





に、なってしまう。と、思ってしまったのだ。


  ─ だって、後ろに手を回されたら嫌ですよね?


というわけで、私は、席に座るという権利を放棄したのだった。


しかし、第二候補のすぐ側の人たちも、

誰も座ろうとはしなかった。


やはり、彼の「彼女役」になるわけにはいかなったのだろう。


数駅の間、彼の隣は空席のままとなる。

その間、私は色々考えていた。





それにしても、なぜスメルが正常値なのだ。

見た目は絶対異常値なのに(←失礼)。

おかしい。

おかしいな。


しかし、正常値ということは、体を洗浄しているということだろう。

ということは、もしかして、この人はホームレスじゃないかもしれない。

ホームレスはフェイクか!

なんちゃってホームレスか!

ていうか、ホームレスの格好をしているだけで、実はめっちゃ金持ちなのかもしれない!

しかも、彼は花嫁候補を探し中なのだ!

人を見た目で判断しないような、キレイな心の持ち主を探していたのだ!

だから、あえて、手を後ろに回し、体を斜めにし、

「どうぞここへお座り」のポーズで待っているのだ。

きっと、そこへ自ら座る人が花嫁候補になったのだ!

おぉ〜〜〜それを私は放棄してしまったのか!

ガッデム!!(←何これ)















そんなくだらないことを考えているうちに、

普通のおっさんが、

「すみません。」

といいながら普通に座った。



その瞬間、ホームレスらしき彼も、

体を前に向け、後ろに回していた手も元に戻した。





男性が隣になったから戻したのか。

女性だったらどうなっていたのか。

私に座る勇気があれば、




もしかしたら今頃・・・・



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